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【活動紹介】豊田地域医療センターのインターネットを通じて聴診音を遠隔伝送する次世代遠隔診療システムの活用

ダイバシティ推進委員会の官澤洋平です。
プライマリ・ケアの現場で頑張っているみなさんの活動を取り上げていきたいと思います。

COIVID-19の流行でプライマリ・ケアの領域でも普段の診療とは異なるストレスにさらされ、悩みながら診療を続けています。

COVID-19を疑う患者さんの診療では身体診察は感染のリスクを伴います。いままでの日常診療で大切にしていた、病歴を聴取して、聴診などの身体診察を行い、肺炎が疑われれば画像検査、とステップを踏んでいく診療スタイルを行うことができなくなります。聴診を行うことしかたなく諦めながら、次の方針を決めるような場面に直面するようにもなりました。

そのような状況下で、豊田地域医療センターではインターネットを通じて聴診音を遠隔伝送する次世代遠隔診療システムの活用した取り組みを行っているそうです。

シェアメディカル、豊田地域医療センター、NTTスマートコネクトと連携協定を締結、新型コロナウイルスの診察を支援

~デジタル聴診デバイス ネクステートと次世代遠隔診療システムを活用~

豊田地域医療センター近藤敬太医師のコメントの抜粋です。

「ルネ・ラエンネックが聴診器を世に生み出してから約200年、聴診器は進化を迎える時が来た。COVID-19によりその役割は更に進化し、これからの新しい時代の医療を創っていくのだろう。」

今回、近藤敬太先生からブログ読者のみなさまへのコメントを頂いております。

豊田地域医療センター/藤田医科大学 総合診療プログラム FBページ
近藤敬太先生の Coffee doctorsでのインタビュー記事

 こんにちは。豊田地域医療センター/藤田医科大学 総合診療プログラムの近藤敬太と申します。今回は『遠隔聴診器』の話題を取り上げて頂き、有難う御座いました!
 正直、首都圏や最前線で戦っている先生方が多くいる中で恐縮ですが、連日院内感染がニュースで取り上げられる中、当院でも院内感染を起こさないためにどうすべきかという議論が繰り返されました。特に当院の様なケアミックスの中小病院では、急性期〜回復期まで様々な患者さんがいらっしゃるため、感染が拡がると患者さんに被害が及ぶだけでなく、医療従事者が不足して業務が回らなくなることが予想されました。 そこで、在宅で実証実験を行っていた遠隔聴診器に目を付け、株式会社シェアメディカルさん、NTTスマートコネクトさん、また、地元企業のトヨタ自動車さんにご協力頂き、院内へ発熱などの有症状の患者さんが受診される場合は完全に動線を分けて診察、さらに聴診まで行う事が可能となりました。これにより、ガウンなどの感染防護具の必要数が削減されたこと、また、何よりも医療者の感染リスクが非常に低く、心理的安全性が非常に向上しました。
 今回のCOVID-19の流行で、非常に当院も対応に追われました。しかし、この機会で院内の様々な職種が一致団結し、病院全体のチームワークが向上したことが一番の成果だったと思います。まだ、しばらくはこのような対応を続ける必要があるかと思いますが、これからも「チャレンジ」と「改善」を続け、更に院内全体がまとまっていけるように精進していきたいと思います。

COVID-19の流行はたくさんの問題と課題をわたしたちに与えましたが、このような新しい取り組みを行う機会と捉え次々にチャレンジしていくことを諦めないことが大切なのことを実感させられます。

引き続き、プライマリケアの現場で頑張るみなさんの活動などを取り上げていきますのでよろしくお願いいたします。